【国試対策】産婦人科(ポリクリで仕入れた重要な知識も紹介!)〜簡単な知識からマニアックな知識まで〜
ど^^も。
今回は、【国試対策】産婦人科(ポリクリで仕入れた重要な知識も紹介!)
について紹介していきたいと思います。
例によって、忘備録的にまとめたものなので、何かの順序に従って書いているわけではないのでそこはご了承ください!
胎盤と赤ちゃんを結ぶ血管
胎盤と赤ちゃんを結ぶ血管は、A(動脈)が2本、V(静脈)が1本。
A A
V
これでニコニコマークに見えないこともないですよね?
こうやれば忘れません(笑)
妊娠週数の確認と修正
胎嚢(GS)=週数ー4cm(5〜8週で有効)
頭殿長(CRL)=週数ー7cm(8〜12週で有効)
児頭大横径(BPD)=週数÷4cm(12週〜で有効)
胎盤の娩出
胎盤の剥離様式は2種類ある。
Schultze(シュルツ)様式・Duncan(ダンカン)様式である。
シュルツ様式は、スベスベした胎児面からシュルッと娩出してくると覚えると思い出しやすい。
ダンカン様式は、でこぼこした母体面から娩出することをいう。
どのタイミングで陣痛発来とするのか
陣痛発来の定義は、陣痛周期が10分以内(1時間に6回以上)になった時+痛み
分娩と回旋
第1胎向で考える(胎児は母体の右側を向いている)
第1回旋:児頭が前屈し、小泉門が先進部となる(小斜径で通過できる)
第2回旋:胎児が母体のお尻側を向く(小泉門が母体の腹側を向く)ように回転
第3回旋:第1回旋の逆
第4回旋:第2回旋の逆
Station(SP)
SPは児頭先進部が両坐骨棘を結ぶライン(SP=0)から上下に何cmの距離かを表したもの。
SP−2〜−1:児頭は固定(先進部は骨盤濶部)、SP〜ー1:第1回旋
SP0〜+1:児頭は嵌入(先進部は骨盤峡部)、第2回旋はSP0〜+2の間に完了しているのが正常
SP+3〜4:児頭は排臨(先進部は骨盤出口)ここで子宮口全開大(10cm)、第3回旋が始まる。
SP+5:児頭は発露
肩甲の娩出
児の肩は片方ずつ娩出させる。
母体の腹側の肩甲(前在肩甲)から娩出
子宮収縮薬
オキシトシン・PGE2(経口)・PGF2α(静注)の3つが妊婦に使用できる子宮収縮薬。
この他、子宮の中が空になってから使えるものして、麦角アルカロイドがある。
子宮収縮抑制薬
塩酸リトドリン(β2刺激薬)(但し、母体の耐糖能異常がある場合使用しない)
硫酸マグネシウムの2種類がある
HELLP症候群
特徴として、溶血(間接ビリルビン>1.2、LDH>600)・肝酵素↑(AST>70)・血小板↓(10万↓)
症候は突然の上腹部痛・心窩部痛・悪心・嘔吐・食欲不振など
治療としては妊娠中断が最良の治療