戦力外通告を受け引退へ~2018年~
プロ野球は本当に厳しい世界です。
つい最近まで活躍していた選手が戦力外通告を
受けて、トライアウトを受けたにもかかわらず
どこの球団にも拾ってもらえることなく引退へ
歩を進めてしまう選手が毎年います。
2018年も戦力外通告を受け、引退してしまった
有名選手が数人います。少し紹介してみます。
摂津正選手
ソフトバンク(2009~2018)
摂津投手は本当にコントロールが良い投手でした。あと、投げる時のテイクバックが小さい。平均球速は140キロ前後なものの、糸を引いたようにボールがミットに吸い込まれて行くコントロールで打者を打ち取って行きました。
2009年に入団すると、中継ぎとして一年目から起用され、一年目から34ホールドを挙げ、最優秀中継ぎ投手と新人王を獲得。3年目からは先発へと変わり、いきなり14勝をマーク。次の年の2012年には、17勝を挙げ、最多勝、最高勝率、沢村賞を獲得。ソフトバンクにはなくてはならない投手となりました。
しかし、2016年から思うような成績が残せず、二軍生活が長くなったしまい、16年、17年、18年とそれぞれ7試合の登板となりました。そして、2018年のシーズン終了後、戦力外通告を球団から受けました。
その後、他球団からのオファーは無く、12月29日に引退を決断しました。
続いて。。
西岡剛選手
ロッテ(2003~2010)→阪神(2013~2018)
続いて西岡選手。
西岡選手といえば、ロッテ時代に記録した、
シーズン206安打!
この記録は内野手及びスイッチヒッターとしてのNPB最高記録です。
西岡選手はプロ入り2年目の2004年からスイッチヒッターに転向。2005年からはスタメンを勝ち取り、2005年、2006年と最多盗塁のタイトルを獲得。そして2010年には206安打を放ち、打率も.346で、最多安打、首位打者のタイトルを獲得しました。
2011年からはツインズに移籍しましたが、メジャーではあまり活躍することができずに、2013年に阪神に移籍してきました。この年は打率で.290で良い成績を残しましたが、2014年に、守備中に福留選手と交錯してしまい脱臼や骨折の大怪我。この年は24試合の出場にとまってしまいました。
その後、2015年2016年2017年と一軍に復帰しては怪我をしてしまう日々が続いてしまい、2018年10月1日に球団から戦力外通告を受けました。2019年現在も受け入れられた球団はありません。
この2人以外にも戦力外通告を受けた有名な選手が何人もいます。
吉村選手(元ソフトバンク)
城所選手(元ソフトバンク)
聖沢選手(元楽天イーグルス)
寺内選手(元巨人)
田中浩康選手(元横浜)
などなど。。。
それでも五十嵐投手や由規投手など、戦力外通告を受けてしまったものの、他球団に受け入れてもらった選手も数名います。
こんな厳しいプロ野球の世界ですが、今まで球団に貢献してきてくれた選手たちなので、ファンの方たちは暖かく彼らを送ってあげましょう!