【ポリクリ】麻酔科をまわるとこんなことが分かる!!
ど^^も。
今回は、【ポリクリ】麻酔科編
について紹介していきたいと思います。
麻酔科ってどんな事をしているのかご存知ですか?
ただただ麻酔の注射を打って終わりではありません。
手術の術前・術後管理はもちろん、その患者さんが手術をするべきかどうかも判断します。
手術中にも麻酔の調整もしなければなりませんし、めちゃくちゃ責任重大な職種です。
麻酔がうまく効いていないと、患者さんは手術中に覚醒してしまい、大変なことになりますし、逆に麻酔が強すぎると、意識が一生戻らなくなります。
そんな麻酔科ですが、私がポリクリでまわって知り得たこと・感じたことを、またまた忘備録的にまとめていきたいと思います。
PCA
PCAはPatient Controlled Analgesia の略。
つまり、『自己調節鎮静法』のこと。
痛みの個人差や継時的変化に最も柔軟に対応できる。
鎮痛薬の要求から投薬までの時間を最短にできる。
術前診察
ASA分類
ASA(American Society of Anesthesiologist)のPS(physical status)
Class 1からClass6まである。
Mallampati分類
口をできるだけ大きく開けて、ベロをできるだけ前に突き出して、観察する。
Class1・2なら挿管困難なし。Class3はやや挿管困難。Class4は非常に挿管困難。
Hugh-Jonesの分類
肺機能の分類。
5段階評価で分類される。
NYHAの分類
心機能の分類。
4段階評価で分類される。
術中モニター
必須モニターは、血圧・心電図・体温・SpO2(動脈血酸素飽和度)・呼気二酸化炭素
悪性高熱症
麻酔導入後の急激な体温上昇(15分で0.5度上昇または40度以上)
補足事項
坐骨神経
坐骨神経は、膝下の上方で、総腓骨神経と脛骨神経に分かれる。
脛骨神経は屈筋群を支配、総腓骨神経は前面に出てくる。
閉鎖神経
閉鎖神経は大腿内転筋群を支配する。
よって閉鎖神経を刺激すると、下肢は内転する。
大動脈弓の分岐
覚え方:ゆみは右で椀持ち、左で操作
大動脈弓・(右から)腕頭動脈・左総頚動脈・左鎖骨下動脈
総頚動脈・内頸静脈
総頚動脈が内側、内頸静脈が外側。
疼痛の種類
疼痛には、侵害受容性疼痛・心因性疼痛・神経障害性疼痛がある。
特に、侵害受容性疼痛には第一選択薬がNSAIDsである。
麻酔科をまわった感想
麻酔科医は常にモニターを観察し、患者が示すバイタルサインを読み取り、麻酔の量を調節しなければなりません。
また、麻酔科医はただ麻酔を行うだけではなく、気管挿管・モニターの設置・ベットの上げ下げ・患者の体位変換など、様々な業務を行っています。
教訓として、麻酔科医は麻酔を行うのに、手術前からしっかりと麻酔計画を行い、患者に麻酔を行うことで不利益を与えることのないように、様々な面で(アレルギーや現疾患など)患者情報を考慮しています。