『ロキソニン』『バファリン』は全ての痛みに効くわけではない!? 痛みには3種類あります。痛みへの対処法を解説!!
ど^^も。
今回は、『ロキソニン』『バファリン』は全ての痛みに効くわけではない!?痛みへの対処法を解説!!
を紹介していこうと思います。
『ロキソニン』『バファリン』は誰しもが一度は飲んだことがある薬だと思います。
しかも、効きますよねぇ・・・
熱や痛みが嘘のようにひいていきます(実際はその痛みを感じる神経を麻痺させているだけですが・・・)
しか〜し、全ての痛みに『ロキソニン』が効くわけではありません。
帯状疱疹痛や三叉神経痛などは全然効きません。
「せっかく飲んだのになんで効かないんダァ・・・ 」という経験をした人もいると思います。
そこで今回は、痛みの種類とその対処薬などを簡単に説明していきたいと思います。
そもそも痛みとは・・・?
痛みとは、不快な感覚・不快な情動を伴う体験。
組織の障害が予想されるときに生じる感覚であり、生体の警告系。
急性痛・慢性痛に分かれる。急性痛は通常の鎮痛薬が効果がある。
痛みの原因による分類
痛みは、大きく分けて3種類に分類される。
侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・心理社会的疼痛である。
侵害受容性疼痛
侵害受容性疼痛とは、炎症や組織損傷により生じた発痛物質が末梢の侵害受容器を刺激することによって生じる痛み。
代表的疾患として、関節リウマチ・椎間板ヘルニアなどがあります。
第一選択薬は、NSAIDs(ロキソニンなど)です。
しかし、NSAIDsは副作用として胃潰瘍・腎障害なども懸念される。
そこでセレコックスという薬が登場したが、新たな重大な副作用が出現。
NSAIDsは非常に効く薬ではありますが、漠然と長期間投与するのは控えましょう。
長期間投与すればするほど、副作用の出現率も増えてしまいます。
神経障害性疼痛
神経障害性疼痛とは、神経が障害されて、侵害受容器に侵害刺激が加わらない状況で痛みが発生。
代表的疾患としては、帯状疱疹後神経痛・三叉神経痛など。
この痛みには、NSAIDsは効かない。
これらの痛みには、鎮痛補助薬として、抗うつ薬・抗痙攣薬・抗不整脈薬などが使われる。
現在、神経障害性疼痛に最もよく使われている薬剤は、プレガバリンである。
なので、うつ病などの精神疾患にかかっていない患者でも、疼痛緩和目的で、三環系抗うつ薬が処方されることも多いです。
まとめ
痛みは1種類だけではなく、数種類に分かれています。
何も考えずに、ただNSAIDs(ロキソニンなど)ばかりを飲んでいたら、痛みが引くどころか重大な副作用を受けて、大変な事態に陥るかもしれません。
痛みの原因だけではなく、どんな痛みなのかをお医者さんにしっかりと評価してもらい、適切な鎮痛薬を処方してもらいましょう。