医者の卵🥚の日常

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HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)は絶対に打つべき! 日本の子宮頸がん罹患率を減らしていこう!

ど^^も。

今回は、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)は絶対に打つべき! 

について紹介していきたいと思います。

 

子宮頸がんは皆さんご存知ですよね?

それならば子宮頸がんにワクチンがあるのは知っていましたか?

HPVワクチンというのが存在します。

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子宮頸がんとは??

子宮下部の管状の部分を子宮頚部と呼びます。

そしてその部位に生じるがんを子宮頸がんと言います。

日本では毎年約1万人の女性が罹患しており、約3000人が亡くなっています。

患者数も死亡率も増加傾向にあります。

 

他の先進国の子宮頸がん罹患率

他の先進国(オーストラリア・アメリカ・イギリス・北欧など)ではHPVワクチンの接種を早期から取り入れており、どんどん子宮頸がんの罹患率が減少してきています。しかし、日本は先進国なのにも関わらず、罹患率は上昇する一方です。

こんな状況は恥ずかしい!と思っている医師も多くいる事でしょう。

 

オーストラリアからはもう子宮頸がんが消える!

オーストラリアでは2007年から積極的にHPVワクチンの接種に取り組んできました。

その結果、オーストラリアではどんどん子宮頸がんが消えつつあります。

HPVワクチン接種の取り組みで子宮頸がんは77%も減少したという報告もあります。

 

なぜ日本からは子宮頸がんがなくならないのか

日本では2009年12月からHPVワクチンは承認されました。

2013年4月から一時は定期接種となりましたが・・・

 

接種後に様々な症状が生じた!

 

という報告がどこからか生まれ、それをマスコミ・メディアも取り上げ、HPVワクチン反対団体も生まれ、結果厚生労働省はHPVワクチンの接種を勧めることができなくなりました。

 

しかし、

この様々な症状というのは、普通に生活している人でも起こりうる症状であり(全身倦怠感・皮疹など)、決してHPVワクチンによるものとは限りません。

事実、WHOはHPVワクチンの有効性と安全性を確認し、接種することを推奨しています。

 

産婦人科の先生に聞いたところ、ほぼ全員の産婦人科医はHPVワクチンを打つべきだと言っているそうです。

現在は情報が散乱していますから、有益な情報と無益な情報をしっかりと自分で取捨選択しなければ、しょうもないデマに惑わされることになるので気をつけなければなりません。

 

私もまだ学生の身分であるので、たいそうなことは言えませんが、産婦人科の先生と話したり、色々な文献を読んだ上で、やはりHPVワクチンは必ず打つべきだ!と思います。

 

HPVワクチン接種はめちゃくちゃ痛い!?

HPVワクチンは筋肉内に注射するため、めちゃくちゃ痛いです・・・

というか私自身は男なので経験してませんが、女性曰く痛すぎるらしいです。

接種した後、その部位がかなり腫れる事も頻繁に起こるらしいです。

そんな事もあり、HPVワクチンは危ないというデマも流れたのかもしれません。

しかし、腫れはきちんと引くので安心してください。