【Tourette症候群】国民の認知度の低い 『Tourette症候群』 〜運動性チック・音声チックが混合する病気〜
ど^^も。
今回は、【Tourette症候群】国民の認知度の低い 『Tourette症候群』 〜運動性チック・音声チックが混合する病気〜
について紹介していきたいと思います。
Tourette症候群
皆さんご存知ですか!?
医学的な説明では、
小児期に発症するチックであり、
運動性チックと多様な音声チック(うなり声・ほえ声・金切り声)、汚言が特徴。
男性に多く(男女比3:1)、慢性経過で生涯持続することもある。
とあります。
そもそもチックとは何でしょうか。
チックとは、
顔・頚部・肩などに繰り返し生じる比較的急激な運動(瞬きや顔をしかめる動作)。
精神的緊張で増悪し、意識的に抑制可能。
睡眠中には出現せず、心因性のことが多く、5〜10歳までの小児に多い。
とあります。
プロ野球をよく観る方ならば、
ソフトバンクホークスの松田選手がよく瞬きをしていたことに気づいたはずです。
あれはおそらくチックの症状によるものです。
他にもチック症状が見て取れる芸能人は何名か見受けられます。
このように、チックを持つ人はまぁまぁ世の中にいます。
それではチックとTourette症候群は何が違うのでしょうか。
Tourette症候群は、1年以上にわたって音声チックと運動チックの両方が見られるとき
に診断されます。
先ほどの松田選手を例に挙げた、瞬きは運動チックです。
皆さんも運動チックの人は見たことがあるでしょう。
しかし、音声チックの人はどうでしょうか。
皆さん見たことがありますか??
音声チックとは、
咳払い、鼻や舌を鳴らす、叫びや単語を連発するなどの音声性の症状です。
そもそもなぜ私がこのTourette症候群について記事を書いているかと言いますと、
私の友人でTourette症候群の方がいるからです。
私が彼(Aさん)に初めて出会ったのは大学生の頃。
Aさんの異変に気付いたのは大学に入って間もなくのことでした。
Aさんは授業中いつもピクピク体が動いていて、「んっ」「んっ」と声を出し続けている。
何なんこいつ!?
と、始めは思っていました。
でも時が経つうちに、Aさんのその動作が「癖」ではなく、「病気」であることに気づきました。
私たちの学年は、AさんがTourette症候群であることが分かっているので、イジメたり、気持ち悪がったりはもちろんしません。
しかし、他の学年の生徒したらどうでしょうか。
図書館で静かに勉強している中、横でAさんがチック症状を出していたらどうでしょうか。
恐らくAさんのことをウザがりますし、気持ち悪がりますよね。
実際、他の学年の中で少し話題に挙がっているそうです。
これは、Tourette症候群という病気を知らないからです。
Aさんの動きは「癖」ではなく、「病気」なのです。
止めようとしても、一瞬止まるだけで、すぐに繰り返し症状が出てしまいます。
寛大な心で受け止めるべきです。
もしくはどうしてもAさんの症状が気になるならば、他のところで勉強すれば良いのではとも思います。
Tourette症候群の方を見かけたら、決して気持ち悪がらないでください。
知り合いで何かチック症状のような方を見つけたらそっと見守ってあげましょう。