医者の卵🥚の日常

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救急救命士の実際 〜救急車同乗実習を終えて〜 救急救命士の本音に迫る!

ど^^も。

今回は、救急救命士の実際 〜救急車同乗実習を終えて〜 救急救命士の本音に迫る!

 

について紹介します。

 

〜前置き〜

救急救命士さん。

かっこいいですよね。

救急車を呼べば、あっという間に来てくれます。

 

そんな救急救命士さんの半日に、実習生として密着しました。

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3人1組のチームで行動するのですが、私が密着させて頂いた方は全員救急救命士の資格を持っている方でした。

要請がない時は、広い部屋で事務作業などを行なっています。

 

ピーポーピーポー

救急要請があると、この3人は一目散に階段を降りて、救急車に向かいます。

それがまたスピーディーなこと。

たった1分で救急車が発車します。

 

そうして現場に到着するのが10分弱。

そこで患者さんに対応します。

 

そして、その患者を病院に搬送するべきかそうでないかを判断するのですが・・・

 

皆さん本当にいい人ばかりです。

挨拶もハキハキしており、掃除もしっかりなさいます。

完璧人間かよ・・・ と思いましたが、さすがに人間。

半日密着し、お伺いしているうちに不満も聴き出しました(笑)

 

救急救命士の不満

救急救命士さんからお伺いした不満を、いくつか紹介していこうと思います。

少しでも、誰かに伝わってくれれば・・・

その1 人事異動が激しい

私は、救急救命士というのは、一生救急活動を行う職業だと思っていました。

ところがどっこい。

そうではありませんでした。

去年まで救急救命士として働いていたのに、翌年にイキナリ市役所の職員として働くようになったりもあるそうです、

公務員のため仕方ないのかもしれませんが、ヒヤヒヤですよね。。。

 

その2 こんなことで救急車呼ぶなよ・・・

だいたい1日に1件は、こんなことで救急車呼ぶなよ・・・

があるそうです。

まぁニュースでも話題になりましたよね。

タクシー代わりで救急車を呼ぶ感覚の人。

そんなことをしていたら、本当に助けねばならない人を助けられません。

他にもいくつか挙げてみます。

 

アルコール飲み過ぎで道端で寝ている人

アルコールを飲むことは大丈夫です。

ただ、飲みすぎてそこで寝ているだけなのに救急車が呼ばれることがあります。

もうそれは病院に搬送する必要もありません。

ただ飲みすぎないようにね〜、と救急救命士さんが伝えて終わりです。

深夜3時に起こされて、出動する彼らの気持ちになってみましょう。

 

しかし、

本当にアル中になっている人もいます。

呼吸をしていなかったり、冷感が強かったらすぐに救急車を呼びましょう!

 

度々救急車を呼ぶご老人

なんどもなんども救急車を呼ぶご老人が多くいられるようです。

またこの人か〜・・・

まるでオオカミ少年です。

またどうせ、なんでもないことで呼ばれたんだろうなぁ・・

と思いながら救急救命士さん達も行動してしまいます。

 

しかし、数回に1回、本当に救急車が必要なこともあります。

なので彼らは出動せざるをえません。

 

その3  患者を受け入れてくれる病院探しが大変

救急救命士は、患者を受け入れてくれる病院も電話して探さねばなりません。

日によって、それぞれの病院も夜間受付できる科が異なります。

20回以上異なる病院にかけても、受け付けてもらえない症例もあります。

こればかりはしょうがないですが、何か対策はないでしょうかね・・・

 

その4  医師の態度がでかい

私が医師になった後、気をつけようと心に誓ったことNO.1。

 

医師の救急救命士への態度がでかい。

自分が救急救命士だったらキレてしまいそうでした。

彼らだって、大変なことたくさんあるんだぞ!

半日密着して忙しさが分かりました。

 

非常に良い実習で、様々な経験をさせていただきました。

また機会があれば、密着させてもらいたいな〜〜〜